いよいよ本格的な繁忙期が近づいてきました。顧客ニーズに合致した設備の導入など、入居率アップの対策はお済でしょうか。顧客ニーズとしていまや必須になりつつあるのが「インターネットサービス」です。今回は、どのようなインターネットサービスが主流になっているのか、詳しく紹介します。
▼全戸一括型インターネット
近年はインターネットサービに対応した賃貸物件がスタンダードとされていますが、中でも拡大しているのが「全戸一括型インターネットサービス」です。
全戸一括インターネットとは、入居者が無料でインターネットを利用できる設備であり、ネット契約者は物件所有者であるオーナーになります。
入居者は、引越し後すぐにネット回線を利用できるため、個人で行っていた回線工事の予約や工事、設定などが不要となり物件の付加価値が高まる設備です。
▼提供戸数は500万戸超え
情報通信などの市場調査を行う㈱MMI総研によると、全戸一括型マンションISPシェアは2023年3月時点で500万戸に達したという調査結果がでています。
前年の2022年3月時点より約13%の増加率となり、今後3年間の年平均成長率は10.8%と予測されています。
▼高速インターネットでの差別化
インターネット無料というサービスのみではなく、利用速度や容量などネット環境での差別化も重要になっています。一般的な集合住宅の回線環境は入居者全体の利用状況により回線が遅くなるなど影響されやすいのが実情です。
ゲームや動画をいつでも快適に利用できる高速回線の提供で物件のアピールもできるでしょう。
▼高速ネット導入で家賃UP
近年の調査で、家賃が高くても決まる設備として、インターネット無料サービスがトップに上がっています。近隣物件の相場に加えて、設備導入により千円~三千円程度の上乗せが可能です。
一括導入は個別導入よりも費用を抑えられる場合が多く、繁忙期の対策として検討してみてはいかがでしょうか。
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