最近注目を集めるコンセプト型賃貸住宅について、今回は、コンセプト型賃貸の空室対策としてのメリットや家賃をどのように反映させればよいか、についてお伝えしていきます。
▼ターゲットが絞られている
カフェ風やペット飼育など、一定のテーマに絞り込まれているため、ターゲット層にフォーカスした募集が可能であることは、メリットのひとつです。
内装や設備の仕様がテーマに基づくため、その仕様に魅力を感じる入居者が集まってきます。
▼同じ趣味の人が集まりやすい
例えば音楽に特化したコンセプト型賃貸なら、同じ趣味を共有できる入居者が集まりやすくなります。
一般的な集合住宅であれば、音を出すことはトラブルの要因になりやすいですが、コンセプト型賃貸では、はじめから音楽をライフスタイルにした人たちが住める場所ですのでトラブルになりにくいメリットがあります。。
▼差別化しやすい
一般的な賃貸住宅と比べて、競合が少ないことが考えられます。コンセプト型賃貸の人気が高まっていはいますがまだまだ件数は限られています。普通の物件であれば設備の新しさや家賃価格などで比較されがちですが、オリジナル性のあるコンセプト型賃貸は、独自の家賃設定が可能です。
▼家賃を反映させるには?
「コンセプト型賃貸」として家賃に反映させるには、一定のテーマに沿った独創的な内装や設備を取り入れることが必要です。単に内装を新しくしただけでは、リフォームしたに過ぎません。
音楽や映像に特化したテーマであれば、全室を防音仕様にして電気設備を充実させるなど、オリジナルな仕様を取り入れることがポイントです。
コンセプト型賃貸のランキングで上位だったカフェ風や北欧風の内装にこだわった部屋であれば、木質キッチンを採用したり、水回りに海外メーカーを取り入れるなど、本格的なデザインにこだわることで、より差別化が図れて希少性が増し、家賃への反映もしやすくなります。
▼コンセプト型賃貸を取り入れるときの注意点
空室対策として成功させるには、どんなテーマにするかターゲット選びがポイントです。
どのような仕様や設備を入れるか、家賃にどれくらい反映できるか、収支をシミュレーションしながら取り組んでみてはいかがでしょうか。
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