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【空室対策】テナントリテンションの重要性と取り組み②

更新日:2018年11月1日

 賃貸オーナー様の物件にも、繁忙期で新たに入居される方が多くいらっしゃると思います。多くの入居者は、新しい生活に胸をときめかせ引越しを進めます。そのため、入居時の満足度を聞くと、ほとんどの人が満足していると答えてくれます。実はこの入居時の満足度が高ければ高いほど長く住んでくれる傾向が強いのです。

 心理学的には、「初頭効果」と言って、最初の印象が強く心に焼きつく効果があるとされています。すなわち、最初の印象が良ければ、満足度が上がり、その後の居住中に大きな問題がければ、そのまま長く住み続けてくれる可能性が高いというものです。

 では、その入居のタイミングで、どんなサービスを行うことが良いのか、といったテーマで実例を交えてお伝えしていきます。


▼顔を出して挨拶をする

 あるアパートオーナーK氏は、入居者に対して引越しの日に必ず顔を出して挨拶をしています。用があって当日行けなければ、別の日にできるだけ早いタイミングで行くようにしています。K氏は「実はこのあいさつが一番大切」と言います。最初に顔が分かると、次にお会いした際に必ず挨拶をしてくれ、気まずさがないのだそうです。入居者側からしてみれば、わざわざあいさつに来てくれたと言った恩義が生まれます。


▼安心をプレゼント

 オーナーが入居者に提供するサービスと言えば、居住中の安心ではないでしょうか?設備の故障や水漏れなど、経年的にどうしても避けられない事が起きます。そんな時にすぐに対応しますよ、「お困りのことがあればいつでもおっしゃって下さいね」と言ったメッセ―ジを直接伝えることが何よりの安心に繋がります。


▼ちょっとしたプレゼントを

 先ほどのKオーナーは、“お礼の手紙”と“入居のしおり”を用意して、入居前に部屋に置いています。“入居のしおり”には、入居に際して、ゴミだしや居住中のルールなどが記されています。

 さらには、部屋の鍵を付けるキーホルダーがプレゼントとして封書に入れてあります。

入居者はオーナーに会うことも、手紙やプレゼントをもらえるとも想定していません。ちょっとしたサプライズがあることで、入居時の印象は格段に良くなるはずです。


 中には管理会社に任せていると言ったオーナーも多くいらっしゃると思いますが、きめ細かな対応はオーナーの方ができると思いますし、何よりオーナー自身が気持ちを伝えることの方が入居者に対する印象は良いはずです。

 この機会に何か1つから取り組まれるとよいでしょう。



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