もし、興味を持ったお部屋が事故物件だったら、「気にしない」という方はどれくらいいるのでしょうか。今回は、不動産会社が行ったアンケートを元に興味深い事故物件への意識調査の結果をご紹介します。
▼事故物件は安さがポイント
事故物件に対するイメージを聞いたところ、「安い」というのが約60%でトップの回答でした。次いで「幽霊が出そう」が約54%、「暗い」が約38%、「運気が下がる」が約33%という結果です。
「安い」というのはメリット・デメリット両面が含まれる意味合いもありますが、マイナスな答えが多い印象です。中には「お得」プラス要素で捉えている人も少数ですが存在します。
▼約6割が事故物件はNG
事故物件に住めるかという質問に対しては、約62%が「いいえ」と答えています。できれば事故物件は避けたいという気持ちの表れでしょう。とはいえ、「事故の内容次第」「物件の条件次第」と答えている人は両方合わせて約45%いますので、理由があれば事故物件でも検討するつもりであることがわかります。
▼約7割は孤独死物件なら可能
前述の質問で「事故の内容次第」と答えた人に、どんな事故物件なら住めるかという質問では、約70%が「孤独死物件」と答えています。次いで「火災による死亡物件」が約40%という結果となっています。
近年は高齢者の孤独死も増えていることから、単純に「孤独死」というだけならそれほど抵抗感がないと考えられます。
同じく前述の質問で「物件の条件次第」と答えた人に、どんな条件なら住めるかという質問では、約83%が「リフォーム済なら」と答えています。次いで「安い」が約82%、「便利な場所」が約66%、「築年数が新しい」が50%という結果となっています。
お部屋がリフォーム済であることや築浅、駅近など条件がよければ一般的な物件として十分検討できるという意識があるといえるでしょう。
事故理由にもよりますが、類似物件を抱える大家さんは調査結果を参考にぜひ対処法を検討してみてはいかがでしょうか。
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