3回シリーズでお伝えしている2021年繁忙期の空室対策。今回は第2回として「設備の充実と美観づくり偏」としてご紹介していきます。
最近の賃貸住宅で人気の設備は、トイレや浴室などの水回りだけではなく、プラスαの付加価値が求められてきています。
▼インターネット環境と宅配BOXは重要設備
今年の人気設備ランキングの調査結果を見ると、単身世帯もファミリー世帯も、上位にランクインしている設備はインターネット無料やオートロック、宅配ボックスです。
ひと昔前なら、インターネットは自分で好きなプロバイダーと契約するのが一般的でしたが、手続きに手間や時間がかかるなど、面倒に感じる面があります。
生活インフラになっているネット環境が、住む物件にあるか否かは物件選びをする上で重視されている傾向が伺えます。
また、インターネットに次いで人気の設備は宅配ボックスとオートロックです。オートロックは防犯意識の高まりからニーズが増えていて、特に女性とファミリーで人気の高い設備です。
宅配ボックスは、ネット購入が増加する中、確実に荷物を受け取る方法として普及してきましたが、コロナ後は接触を避ける手段としても注目さてれています。今後ますます入居者から求められる設備になるでしょう。
▼駐輪場やゴミ置き場の整備
共有スペースとなる駐輪場やゴミ置き場、エントランスやエレベーターホールなどを整備しましょう。
屋根付きのサイクルポートを設置したり、エントランスや門扉をリフォームしたり、美観を意識した対策がおすすめです。
物件探しにおいて、ほとんどの入居者はネット検索しています。そのため、できるだけ物件の魅力を高め、情報や写真を豊富に掲載することが成約につながる営業活動の一つと言えます。
部屋の紹介はもちろん、敷地内の駐輪場やゴミ置き場、エントランスなど共有スペースも含めて紹介することで、暮らしのイメージを伝えることができます。
▼外観リフォームで物件イメージを一新し、目を引く物件に
外観リフォームによって、物件イメージを一新させることは大きなインパクトがあります。
リフォーム後は物件情報の外観も最新のものに更新し、いつリフォームしたか、年数も掲載することで、きちんと管理されている印象を与えることができます。
最近はネット検索で内覧する物件を絞り込む傾向があります。物件情報を充実させて、興味を引く物件づくり対策をしてみてはいかがでしょうか。
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