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進化するバーチャルステージング

 部屋に家具などを置いて、実際に暮らしているかのように物件紹介する、「ホームステージング」をご存じの方は多いでしょう。近年の技術の進歩により、それをCGで表現することが可能になってきました。 

 今回は、進化する「バーチャルステージング」の現状についてご紹介します。


▼バーチャルステージングとは

CGを使い「バーチャル」いわゆる仮想的にお部屋の中に家具をレイアウトするのが「バーチャルステージング」です。物件画像に、CGを使ってベッドやテーブル、ソファやラグなどのインテリアコーディネートを行うことができます。さらに、照明器具やカーテンなどの窓周りも表現することによって、より暮らしのイメージが湧きやすくなります。

 静止画だけではなく、ウォークスルーができるものもあるなど多機能化しています。


▼利用するメリット

 バーチャルステージングは、実際にインテリア家具を購入する必要がないため、費用負担が少なく済むことや、保管などの管理費もかかりません。搬入搬出の手間もなく、手軽に取り組めるのがポイントです。

 また、バーチャルステージングをする物件が入居中でも対応できるのは、大きなメリットです。入

居者の家具や人物が物件画像に写り込んでいたとしても、消し込みができます。

 雰囲気の異なる複数のコーディネートができるのもバーチャルならではです。モダンテイスト、ナチュラルテイストなど、違うテイストのお部屋を表現できます。


▼ホームステージングとの違い

 ホームステージングとの違いは、主に「費用」「納期」の2点です。

 「費用」では、ホームステージングは家具の購入費や管理費として数万~数十万円ほどかかりますが、バーチャルステージングでは、1万円前後の制作費のみです。

 「納期」では、バーチャルステージングの方が、短期間で完成できるケースが多いでしょう。データとして残せることで、募集サイトやSNSなどにすぐに掲載できるため、効果的な使い方が期待できます。


▼暮らし方をアピール

 近年の物件探しの特徴は、「モノ」よりも「暮らし」に着目していることです。「この部屋に住むとどんな暮らしが手にはいるのか」という目線で探しているため、暮らし方の提案が反響にもつながりやすい傾向があります。

 どれくらいリアルな暮らしがイメージできるのかが、バーチャルステージングに取り組むポイントといえるでしょう。

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