新型コロナウイルス感染拡大予防のため、都市部では三度目の緊急事態宣言が出せれ、さらに期間の延長も行われました。
引っ越しに対する動きが読みづらいこのような状況の中では、空室対策を行うのにもなるべく費用を抑えたいと考える大家さんが多いのではないでしょうか。
そこで今回は、費用を抑えて短期間で設置可能、騒音や暑さ寒さへの効果が期待できる、二重サッシ・内窓設置のリフォームを紹介していきます。
▼内窓追加で静かなお家に
道路から距離の近い物件は、利便性が高い反面で騒音が気になるものです。音は空気から伝わってくるものと地面などの固体を伝わってくるものの2種類がありますが、騒音のほとんどは空気の振動で伝わる音です。そして、物件の窓には開け閉めがしやすいようにわざとすき間が設けられているため、騒音は窓が侵入経路になりやすいのです。
外からの騒音を防ぐために遮音ガラスに変更するという方法もありますが、現況のサッシが古くなっていると十分な効果が発揮できませんし、交換費用も高くなりがちです。
そこで、費用を抑えた騒音対策としておすすめしたいのが内窓の設置です。
内窓とは、現在の窓の内側に枠を取り付けてもうひとつ窓を設置し窓を二重にするというもの。窓が二重になることで気密性が高まり、外から聞こえる騒音が軽減できます。
▼内窓はどんな窓にも取り付けが簡単
内窓をはめこむための枠は、今の窓の大きさに合わせて作られます。そのため基本的にはどんな窓でも内窓を設置できます。内窓の設置は、とりわけ大きな工事ではないので短期間でリフォームが完了できます。
▼光熱費の節約もアピールポイントに
内窓を設置し窓が二重になると断熱性が高まります。すると、夏は熱い空気の侵入を防ぎ、クーラーで冷えた空気が逃げにくくなります。冬は冷たい空気の侵入を防ぎ暖房であたたまった空気が逃げにくくなります。断熱性の向上は一年を通して省エネ効果があり、光熱費の面でメリッ
トがあるものなので、時期を問わずに入居検討者へのアピールポイントにできます。
特に冬は住まいを傷める結露を軽減する効果も期待できるので、物件の持ち主である大家さんへのメリットは大きいです。
短期間で手軽に行えるリフォームで同価格帯の賃貸物件との差をつけることを検討してみてはいかがでしょうか。
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