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コロナでペット飼育増加と住居選びの実態

 新型コロナの影響により自粛生活を余儀なくされてから、2年近くになろうとしています。在宅時間が長くなったことで、少しでも快適な時間を過ごしたいと注目されているのがペット飼育です。

 今回は、現在のペット飼育と賃貸物件探しの現状やペット飼育可の物件が気を付けるべきポイントなどについてご紹介します。


▼ペット飼育者は増えている

 ペット飼育はコロナ前からも増加傾向ではありましたが、コロナによって賃貸物件も含めて増加が加速傾向にあり、今や犬猫の飼育頭数は1800万匹を超え、日本の15歳以下の人口を上回っている状況です。コロナ2年目は飼育数が114%もアップしています。


▼ペット希望者の内見状況

 現在ペットを飼育していなくとも、近い将来に飼育を希望しているため、物件探しでははじめからペット飼育可の物件を探している入居者もいます。

 実際、ペット飼育者の約3割はオンライン内見を利用しており、非ペット飼育者の2倍近いとされ

ています。

 また、ペット飼育者の物件を探し始めてから契約までの期間は、ペット非飼育者と比べ、平均8日長く、ペット飼育者の平均賃料は、ペット非飼育者と比べ、17,505円高いデータがでています。

 ※参考:㈱リクルート・2020年度 賃貸契約者動向調査(首都圏)より


▼ペット可物件で気を付けること

 ペット飼育可の物件は不動産全体の物件数からすると割合は少ないといえますが、その中においても選ばれる物件であるためには、ペット飼育に適した仕様であることが大切です。

 ペット飼育をする上で気になるのが「臭い」や「声」でしょう。消臭や抗菌効果のある内装材を選んだり、サッシを二重にする、床や壁に吸音効果のある素材を採用するなど防音対策も検討したいところです。

 また、コロナ禍でペット飼育者が増えてきたときには、飼育していない入居者にも配慮して明確なルールづくりも必要かもしれません。長期不在になるときはペットホテルに預けることを前提にするなど、トラブルを未然に防ぐことで、物件に対しての評価も高くなることが期待できるのではないでしょうか。

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