物件を管理する上での心配事と言えば「空室対策」ではないでしょうか。一般的に空室対策として思い付くのは、「家賃の値下げ」ですよね。しかし、値下げをする前に物件の「見た目」を見直すことで空室対策としても効果が期待できるのです。ここでは、物件外回りの環境整備にポイントを絞り確認してみましょう。
▼駐輪場・駐車場の整理
賃貸物件の外回りを整理整頓することは、見た目としても印象の良いものですし、整頓
された空間を好む借主が多く居住してもらえることで、さらに綺麗な環境維持が期待できます。
外回りで目につきやすい場所の一つが駐輪場や駐車場です。ゴミなどが散乱することなく、きちんと整列された駐輪場は「しっかり管理されている、堅実なオーナーなのだろう」という印象を与えるでしょう。
▼ゴミ置き場の整理
共同で使うゴミ置き場は、特に気を付けるべきスペースです。専用の囲いを作り扉でしっかりと防護するなど、散乱することのないような対策がおすすめです。
物件下見の時に、ゴミ置き場のゴミが散乱していたら、かなりマイナスの印象となってしまうでしょう。
▼エントランスホールの照明
意外と気が付かないのが、エントランスやホール、駐輪場などの照明の明るさです。物件を案内する時間帯は、ほとんどが日中ではないでしょうか。そのため、実際、夜の帰宅時間にどれくらいの明るさとなっているのかわからないケースも多いのです。特に女性は物件が夜の時間帯に、自分で下見をする場合もあります。もし照明が暗い場合は、その物件は避けられる可能性が高くなってしまいます。防犯を考える上でも、照明はしっかりと明るさを確保し、球切れが起きないようLED化しましょう。
▼外回りに植栽を植える
物件の外回りに植栽をすると、建物も格段におしゃれな印象になります。プランターなどはこまめな管理も必要になるため、そこまでの負担を避けたい場合は、ある程度大きな庭木を直植えすれば、水やりの必要はほとんどありません。
庭木を植える場合に気を付けたいのは、季節で葉が散る落葉樹をさけることです。落葉樹の場合、風で葉っぱが近隣に飛んでしまい、トラブルとなることもありますので、造園業者さんに相談すると良いでしょう。
物件の外回りだけでもまだまだ見直しできる部分はたくさんあります。改めてチェックし、改善できることがあれば試してみてはいかがでしょうか。
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