2019年7月30~31で賃貸住宅フェア2019が東京ビッグサイトにて開催されました。
昨年と会場が変わったものの同程度の規模での開催となり、350ブース出展、100超のセミナーが開催されました。
今年の印象としては、リフォーム・リノベーション、相続・土地活用のコーナーで賑わいを見せる一方で、不動産テック、IoT、外国人対応など、今後起こり得る社会の変化への対応をテーマにしたコーナーも増え、多様化する賃貸不動産経営の手法について知り得る良い機会になったと言えます。
次にその中身についてトピックスをお伝えしていきます。
▼リフォーム・リノベーション
築年数が30年を超える物件が増加する中、リノベーションや大規模修繕の必要性は高まっています。
中でも、女性目線での物件づくりや長期修繕計画に基づく分割工事、ステージングなどの手法は物件の魅力を高める方法として取り組む価値がありそうです。
▼相続・土地活用
団塊世代が70歳代に差し掛かり、オーナー様の相続対策が身近に迫っています。そして、今年は改正相続税法の施行があるため、情報収集や相談にこられるオーナー様が多かったように思われます。
▼不動産テック
不動産テックとは、不動産とテクノロジーを掛け合わせた言葉ですが、その名の示す通り、テクノロジーを使って、不動産経営を効率化していく方法が多く提案されていました。
例えば、AIを使った家賃査定や、ビッグデータを使った収支シミュレーション、VR内見など、賃貸経営がより確実に効率よく行えるツールなどが多く展示され、目立っていました。
▼IoT
IoTは、Internet of Thingsの頭文字を取った言葉で、モノがインターネットで繋がり、より生活が便利で快適になることが期待されてますが、賃貸住宅フェアでも昨年以上にラインナップが増えたと感じます。
スマートフォンで家の鍵を操作できる『スマートロック』や、生存や在宅を知らせる『見守りサービス』、『照明』『宅配BOX』などが多く紹介されていました。
賃貸住宅への導入は新築で始まっていますが、IoTに必須なのは、インターネット環境ですので、将来を見据えて、全戸に無料インターネット+WiFiを導入することが第一歩と言えるかもしれませ
ん。
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