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賃貸住宅フェア2022@東京 レポート

 2022年7月26~27日で賃貸住宅フェア2022が東京ビッグサイトにて開催されました。昨年のパシフィコ横浜から東京ビッグサイトに会場を移しての開催でした。

 出店ブース数は333、セミナーは110開催され、設備等の展示から情報発信へのシフトが感じられる開催でした。

今年の印象としては、従来の設備やリフォーム・リノベーションの展示から、不動産DXやIoTなど、新たな時代の到来を予感させるデジタルツールの展示が目についた印象です。

 新型コロナで在宅時間が増えたことによる暮らし方の変化や、対面機会を減らすためのデジタルツールなどの展示が大きくブースを占め、多様化する賃貸不動産経営の手法も高度になっていく時代の変化が感じられました。

 次にその中身についてトピックスをお伝えしていきます。


▼不動産DX

 不動産DXとは、不動産業務を変革するDX(デジタルトランスフォーメーション)ツールのことで、従来の賃貸管理業務である居募集から退去までの一連の業務を一元的に管理し、クラウド型(インターネットなどのネットワーク経由でユーザーにサービスを提供する形態)で賃貸管理業務を効率化するシステムに進化発展してきています。従来の管理ソフト会社以外からの参入もあり、IT思想のソフトも登場しています。

驚くのは管理業務の一部をオーナー様や入居者と共有する機能を備えてきている点で、オー

ナー様にアプリを公開し、情報共有できるようになっています。それにより、送金明細書や年間収支、物件巡回の結果などオーナーへの報告書類を郵送ではなくオンラインで共有できたり、やり取りをメッセージチャットでできるようになります。


▼IoT『スマートロック』

 IoTは、Internet of Thingsの頭文字を取った言葉で、モノがインターネットで繋がり、より生活が便利で快適になることが期待されてますが、今回の賃貸住宅フェアで目立ったのは、スマートフォン等で家の鍵を開け閉めできる『スマートロック』です。

 新築で導入が進んでいる設備ですが、後付けできるタイプもあり、賃貸物件向けの商品も多

くなってきました。インターネットがインフラ化する中、遠隔操作ができるタイプのスマートオートロックは空室時の鍵管理の面でも効率化できます。


 世の中のデジタル化の波が間違いなく不動産業界にも来ています。た物件に後れを取らないよう対応したいものです。

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