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賃貸住宅フェア2024@東京 レポート

 2024年8月6~7日で賃貸住宅フェア2024が東京ビッグサイトにて開催されました。昨年と規模は変わらないものの、約17,000人の来場者が詰めかけました。

 展示は、人気設備の高速インターネット関連やIPオートロック、宅配ボックス、リノベーション、管理業務を効率化するDXツールなど、ニーズにそってバランスよく出展されていた印象です。

 次にその中身についてトピックスをお伝えしていきます。


▼バストイレ分離施工

 内装にデザインを取り入れたリノベーション物件が増える中、解消が難しい問題として3点ユニットがあります。いくら内装を良く見せても、湯上りの際に床がべたついたり、洗面器が使いづらかったり、不満の多い設備です。しかも、築20年以内の物件はほぼBT別物件のため、それより古く3点ユニットの物件は相当賃料を落とさなければ借り手がつかないケースも多くあります。

 そこで、3点ユニットのスペースのままでトイレを分離し、シャワールームに変更するユニット

商品が出ています。

 資料によると20代・30代では3点ユニットよりも分離型を選択する人が70%を超える調査結果も示されており、1Rのリフォームに使えそうです。


▼コミュニケーションツール

 リフォーム資材や人件費が高騰していく中でいかに効率よく管理業務を行うかは管理上の課題となっていますが、それらを助けるITツールの導入が進んでいます。


▽入居者利用アプリ

 主に設備の不具合や入居者とやり取りを行うためのサポートツールです。24時間サポートサービスと連携して、設備故障や漏水などの対応を迅速に行ったり、更新手続きを行う機能などもあります。

 管理会社からの連絡や工事予定の通知なども行えるため、電話や共用部の張り出しが不要になります。


▽オーナー様との連絡ツール

 毎月の収支報告やリフォームに見積、それに対する承認や問合せなどが迅速に行えます。契約書管理や入居状況の確認なども行えるため、都度管理会社に問い合わせる必要もなく、またリアルタイムに物件状況を確認できるメリットもあります。


 賃貸経営においてDX化が進んでいく流れは今後も続くと予想され、効率化と意思疎通のしやすさが実現するアプリケーションツールは一考の余地があると言えます。

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