長年賃貸経営を行っていると、負担や心配事ばかりが気になります。一方で賃貸経営を楽しみながら取り組んでいるオーナーもいます。今回、賃貸アパートを相続で受け継ぎ、賃貸経営を楽しみながら行っている加藤オーナーに大家業の7つの楽しみを挙げて頂きました。
①家賃が入る楽しみ
経営が順調であれば毎月自動的に家賃が振り込まれます。毎月銀行に記帳に行き、通帳の残高を眺めて大家になって良かったと感じる人も多いのではないでしょうか。リアルに現金収入が得られることは何よりの楽しみです。
②空室を埋める楽しみ
大家業で空室が発生するのは宿命ですが、同時に部屋をバリューアップさせるチャンス。
ホームステージング(部屋の飾りつけ)やDIYによる格安リフォームを実施することで家賃もアップ出来るかも知れません。空室が発生したと言って悩むより、家賃値上げできるチャンスと考えて行動し、それが実現した時、達成感が得られます!
③残債が減る楽しみ
毎月ローンを返済することで残債が少しずつ減っていきます。ローン返済は辛いけど、残債が減ると思えば楽しさに変わります。
年月の経過とともに残債が減ったことを確認すれば、頑張りが報われます。完済は大家の夢、出来るだけ早く実現したいものです。
④人脈が広がる楽しみ
大家さんは入居者と交流することでいろいろな人の考え方を知ことが出来ます。
また大家さん仲間を増やすことでいろいろなノウハウが手に入ります。
賃貸経営のおかげで得られる豊かな人脈は、実はお金に代えられない貴重な財産です。
⑤経営者になる楽しみ
アパート経営は不動産屋さん、リフォーム屋さん、銀行屋さん、保険屋さんなど沢山の人の協力の上で成り立っています。そして大家さんはそのチームを率いる経営者です。
アパート経営で発生する問題は全て大家さんがこのチームの協力を得て解決しなければなりません。そしてその経験が他の仕事、しいては人生にも必ず役に立ちます。
⑥納税出来る楽しみ
納税は国民の義務。税金を納めることは国家、自治体に貢献しているのです。大家さんはしっかりと稼ぎ、しっかりと納税することで誇りが持てます。
とは言っても、過剰に支払う必要はありません。小規模企業共済、ふるさと納税、寄付など利用するなど節税も時には必要ですね。
⑦精神的安定を得る楽しみ
家賃収入を得る事で心にゆとりが出来ます。賃貸経営が本職でない場合でも、大家業以外の仕事に対して、心にゆとりを持って取り組む事が出来ます。
仮にあなたが会社員の場合、大家業を通じて経営者を体験する事で高い見地から判断出来る様になり、その結果、より質の高い仕事ができるでしょう。
大家業はうまく行かないときは楽しくないと感じる事もありますが、モノは考えようです。大家には他の人が得られない7つの楽しみがあると考えて、前向きな姿勢で取り組めば、それだけで楽しくなります。お互いに大家業を楽しみましょう!
不動産オーナー 加藤茂助
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