1年で最も物件が動く繁忙期、コロナ禍ではありますが、人生の転機を迎えたカップルが、共に暮らす新居を求めての家探しは安定的な動きがあります。
今回は、アットホーム株式会社が行ったアンケートを参考に、新婚や世帯などカップルの賃貸探しにスポットを当てて、物件を選ぶ上で、どんな選択や妥協が行われているのかを紹介していきます。
▼カップルで意見が分かれる条件
カップルでお部屋探しをする場合、物件の条件で男女の意見がわかれることは少なくないでしょう。
アンケートによると、最も意見が分かれるのが「間取り・広さ」で、1LDKと2LDKで意見が割れてしまうこともあるようです。部屋の広さは家賃にも影響するため、ゆとりか賃料かで迷うのでしょう。
2番目に多かった回答は「築年数」で、男性よりも女性ができるだけ新しい物件を希望する傾向があるようです。
3位以下は「周辺環境」「賃料」「駅までの距離」と続きます。
▼カップルで意見が分かれる設備
お部屋の設備の充実度に関して意見が割れることもあります。
アンケートによると、最も意見がわかれるのが「収納スペース」で、男性は趣味の物、女性は衣類などそれぞれ重視するポイントが異なり、意見がまとまりにくいようです。
続く第2位は「カウンターキッチン」、第3位は「追炊き機能」と水回り設備となっています。
はじめに男性のみが内見し物件を決めた後、あらためて女性が内見して設備に納得できずにキャンセルした例もあるようで、カップルの住まい探しは、できるだけ2人で内見してもらう方はト
ラブルが少ないと考えられます。
▼部屋の広さ重視は共通
新型コロナによるニーズの変化として、広い部屋を求める傾向が挙げられます。
在宅勤務や外出抑制で、自宅で過ごす機会が確実に増えており、賃貸であってもワークスペースが確保できる広さや間取りを重視する傾向があります。
単純に床面積で「広さ」を確認するだけではなく、ワークスペースの場所や家具配置を想定した物件選びに変わってきているといえます。
▼カップルの傾向
初めて同居するカップルの場合、重視する条件の違いで意見が食い違うことも良くありますが、2人がともにイイね!と感じる箇所を多く作ることも決めていただく
ポイントかもしれません。
出所:アットホーム株式会社「「カップルで意見が分かれやすい住まいの条件・設備ランキング」(2021.10.14)n=1074
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