最近「ＣｈａｔＧＰＴ（チャットＧＰＴ）」が大きく話題になりましたが、不動産業界にもＡＩの活用は広がっています。
そこで、不動産業界においてはどのように利用されているのか、今後の展望などを含め「オーナー編」「管理会社編」と、２回に分けて紹介します。
▼ＡＩ（人工知能）とは
ＡＩは、機械であるコンピュータが自身で学び、翻訳や自動音声対応、自動運転などさまざまな分野で応用しているの機械学習です。
▼ＡＩの主な活用法
ＡＩが活用されているもので身近なのは、チャットなどの自動音声対応や文章対応です。企業の問い合わせでチャットを利用しことがある方もいらっしゃると思いますが、ＡＩチャットは質問に対して即時に答えが返ってくる仕組みです。もちろん、全てＡＩチャットで解決できるものではありませんが、一時対応として有人の代わりに活躍します。
機械学習の技術はどんどん進んでおり、高度な要約を作成できたり、小説を作成できる「ＣｈａｔＧＰＴ（チャットＧＰＴ）」は、かなり話題になりました。
▼ＡＩ活用のメリット
不動産業界でＡＩを活用メリットとしては、業務効率化による人材不足の解消が挙げられます。
ＡＩは定型業務の自動化を得意としていますので、物件紹介の文書化や問い合わせ対応の返信文書作成などに使えます。また、要望に合った物件紹介などを、事前にＡＩが対応してくれると、内見までの流れもスムーズです。
▼不動産オーナーとしての活用方法
▽ＡＩ機能を持つ設備の導入
①スマートスピーカーの導入
アマゾンのアレクサやグーグルホームなどのスマートスピーカーはＡＩによる音声認識機能を有しています。「アレクサ○○して」と伝えるだけで、電気やエアコンを付けたり、さまざまな機能と組み合わせて活用できます。
スマートスピーカーは、アラームやリマインド、音楽や天気予報なども利用できてスマートフォンでの操作もできるため、学生や社会人の一人暮らしに人気があります。
②スマートロックで遠隔操作
部屋の鍵をスマートロックにすることで遠隔操作が可能で、子供が帰宅したときだけ解錠するなど、防犯面で活躍します。従来の鍵を必要とせず、解錠後は自動ロックがかかるなど、女性の一人暮らしにも安心です。
▽家賃査定や空室対策
すでに家賃査定はＡＩを使ってＷｅｂ上でできるようになっています。今後は、ＣｈａｔＧＰＴを使って広く空室対策を提案してもらうことも可能になるでしょう。
本格的な普及にはもう少し時間がかかるかもしれませんが、ライバルとの差をつける意味で検討してみてはいかがでしょうか。
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