コロナ禍以降、自宅での過ごし方にも変化が表れ、趣味を楽しんだり、リラッスクした空間づくりを工夫したりする傾向が高まっています。
そのような流れの中、「サウナ付き」賃貸物件が注目されています。
そこで今回は、人気が高まっているサウナ併設の賃貸物件についてご紹介します。
▼サウナ付き物件とは
サウナ付き物件とは「居住空間にサウナがある」タイプと「共有スペースにサウナがある」タイプと大きく2つに大別されます。
どちらのタイプも近年人気が高まっています。サウナ付き物件を専門に扱う不動産会社も登場、問い合わせは2、3年前の2.5倍ほどになっているともいわれます。
反響が来ている年齢層で最も多いのは20~40代と比較的若く、女性が若干多い傾向です。また、その8~9割は単身者となっているようですので、自分の時間を確保しやすいという背景もあるのではないでしょうか。
▼シャアオフィスにサウナ併設
住宅だけではなく、シェアオフィスにサウナを併設している物件も出てきています。会員登録をしておくと、ラウンジや会議室だけではなくサウナも利用できるシステムです。
ビジネスマンはもちろん、個人事業主やフリーランスなどの需要も期待できるでしょう。
▼ホテル感覚のマンスリーマンションが人気急上昇
サウナ付きで、ホテル暮らしのようにくつろげるマンスリーマンションの物件も増えています。共有スペースにサウナや浴場、ラウンジなどを設けて、リラックス空間を演出しています。各個室にサウナを配置するよりも広さを確保できてハイレベルな設備も設置できるメリットがあります。
▼サウナ付き物件の家賃は?
サウナ付き物件の家賃は、設備内容にもよりますが、通常の家賃よりも1~2万程度高く設定されていることが多いようです。
サウナ付き物件に特化したポータル「サウナ不動産」の管理・運営を行うENABLE社によると、平均家賃としては15万円程度を予算として捉えていて、募集開始から1週間で満室になるケースもあるようです。もちろん、立地条件など物件そのものの相場もありますので、あくまで目安となります。
▼ニッチな空室対策として検討
サウナ付き賃貸は物件全体の数からすると、まだまだ少なくニッチな物件といえます。希少価値で注目されていますが、空室対策としてメリットがあるかは、判断が難しいところです。
そのため、地域ごとにどのような年齢層がいて、家賃相場はどれくらいかなど事前にしっかりとリサーチすることがポイントになるでしょう。
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