インターネットがパソコンに限らず、スマートフォンでも当たり前に使われるようになり、モバイル端末の普及率は94.8%(総務省・2017年)と、ライフライン化しています。
それに伴い、大手ディベローッパーの新築物件に入居者無料のインターネット設備が導入されていく中、既存物件の空室対策としてインターネット回線の導入だけでは不十分となってきています。では、どのようにして差別化を図っていくべきかいくつかポイントを絞ってお伝えいたします。
▼高速化・埋め込みWi-Fi
スマートフォンが普及し、パソコンにもLANケーブルの接続部分が無い物も発売されている中で、入居者が各々でWi-Fiルーターを購入し接続しているケースも少なくありません。
しかし、購入品は置き型タイプのものとなるので、置き場所やコードのデッドスペース、購入費の負担、購入後の接続障害等が発生するリスクがあります。
そのような折、宅内の壁に埋め込まれ、そのような問題を全て解消してくれる物件があったらいかがでしょうか。おそらく、物件選びにおいて、同じ築年数や金額対の物件と比べて差別化できるのではないでしょうか。
実際、学生を始め単身者世帯だけではなく、ファミリー世帯においても、人気設備ランキングにおいて、不動の人気No.1となっています。
近年、インターネット設備が当たり前になりつつある中、既存物件に対しても比較的安価な投資で付加価値を上げられるサービスとなっています。
▼宅配ボックスで差別化
楽天やアマゾンなど、インターネット通販が増える中で宅配ボックスの需要が高まっています。その需要は単身者世帯だけでなく、共働きが増加しているファミリー世帯でも需要が高まっています。
最近ではインターネットを介して、配達時の通知がなされるものもあります。既存住宅においてはまだ設置率が低く、物件の差別化になります。
▼IoTで差別化
インターネット環境の一つとして、Wi-Fi付物件は増えつつありますが、IoT物件はまだまだ少なく大きな差別化になります。
特に夏場・冬場に多い話となりますが、外出先から帰宅時に快適な部屋の中へ入れたらいいな、と思う入居者が多くいます。
下の画像は、一見すると、シンプルなシーリングライトなのですが、Wi-Fi機能を搭載し、外出先から家電を操作できるスマート照明です。
今回は空室対策の手段として効果の高い設備をいくつかご紹介しました。いずれも将来性の高い設備になります。次の繁忙期に向けて、検討されてはいかがでしょうか。
㈱ブロードエンタープライズ
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