大規模修繕工事は、不動産オーナーにとって、避けて通ることができない頭の痛いテーマではないでしょうか。そもそも大規模修繕工事はなぜ必要なのでしょうか?その理由は、
建築物の所有者、管理者又は占有者は、その建築物の敷地、構造及び建築設備を常時適法な状態に維持するように努めなければならない(建築基準法第8条第1項)に対する責任
建物美観が一定に保たれていなければ、入居意欲が著しく下がるため
が挙げられます。
平成20年4月に建築基準法の一部が改正され、タイル貼り・モルタル仕上などのマンションは、建物の竣工、改修などから10年を経ている場合は、3年以内に外壁の「全面打診調査」を実施しなければならなくなっています。大規模修繕は12年周期で考えることが一般的とされていますが、完全に壊れた状態での修繕よりも、計画修繕・予防修繕を行う方が総費用が安価になる傾向があります。
ただ、何といっても問題は高額な費用です。これまで一時金で支払うか金融機関等からの借り入れをするかの選択であったところに、定額制によるマンション修繕サービスが登場していますので、ご紹介します。
▼定額制サービス『メンパク』
♦完全定額制
メンパクは、15年の契約期間を設け、その間建物の状態に応じた修繕とメンテナンスを繰り返し行います。また、支払いに関しては工事総額を15年で分割し毎月定額の支払(一部先行支払いあり)で行う日本初のサービスです。
メンパクは建物が劣化してから行う工事ではなく、完全劣化する前に修繕し、その後の劣化を抑止する施工のため、これまでの大規模修繕工事のあり方とは少し異なるものです。
♦不動産資産の最大化
メンパクが不動産オーナーから支持されるのは、オーナーの資産を最大化することが可能である点です。
それは、大規模修繕工事に多額の費用や金利を払うのではなく、修繕を最低限に済ますことで残るお金を次の資産購入に充てることで、キャッシュフローを増やすことができることです。
他にもメンパクでは毎月の費用を経費化することで、節税できるメリットもあります。
♦定額・低費用
工事を分割することで、施工現場の無駄をなくし工事に集中できる体制を整えています。(下図)
近年マンション等集合住宅の老朽化がクローズアップされています。適切なメンテナンスを高額の一時出費なく行えるサービスは、今後一つの選択肢になるかもしれません。
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