2021年も新型コロナの影響が大きな1年でしたが、秋以降少し落ち着いてきたことで、学生や社会人へ向けた賃貸物件の動きも、昨年よりは期待できる状況ではないでしょうか。
コロナ過で「リモートワーク」がスタンダードになった年でもありましたが、今後もインターネット無料の物件に対するニーズは増え続けるでしょう。
▼この設備がなければきまらない」ランキング
全国賃貸住宅新聞によると、ランキングのTOP6位は次のようになっています。
納得の設備が多い中、人気設備ランキングと共に上位にランキングされたのは、インターネット無料です。スマホの普及に加えて、オンラインでの授業や仕事をする機会が増えていること、外出自粛でオンラインゲームなどを楽しむ方が増えていることなどが要因です。
インターネット環境は今やインフラ設備といってもよいでしょう。
▼インターネットの差別化
インターネット無料がスタンダードになりつつある今、入居者が求めるものは「ネット環境の充実」に変わってきています。
「通信速度の高速化」や「Wi-fiによる無線化」などです。オンライン授業や会議を利用していると、通信速度の品質によって途切れてしまうことも珍しくありません。また、巣こもり需要で拡大した動画配信サービスやオンラインゲームにも影響します。
安定した通信環境、さらに高速化というところが、今着目されているのです。「うちの物件はネット環境が整備されているから心配ない」と安易に考えず、最近の入居者ニーズも視野に入れて空室対策を考えましょう。
▼ネット環境は今後もますます求められる
ネット環境が重視されるのは、一過性のものではなく、ニューノーマルの暮らし方として今後も続くものと考えられます。
学生時代にオンライン生活を体感している世代はそのままの暮らし方で社会人になります。
他物件との差別化のためにも、ぜひ検討してみましょう。
Comments