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繁忙期に向けた物件力アップ②<ソフト編>

 繁忙期に向けた物件力アップ、今回は、ソフト編として家賃や初期費用の工夫で入居率アップを図るポイントをご紹介します。


▼大学進学者の早期取り込み

 1月から本格的な受験シーズンが始まります。同時に推薦入試学生も徐々に決まりはじめるこの時期は、物件検討者を早期に取り込むチャンスといえます。

 最近は受験時に親も同伴し、事前に住まい探しをしていく傾向があります。早めに内見を済ませて、合格後は電話連絡で申し込みをするケースも少なくありません。

 たとえ内見できなくても、物件の外観や共有部分など、公開できる部分を紹介し、部屋の内部は過去の写真や動画で対応するという方法でも十分に興味を引くことが出来るでしょう。

 大学進学者には、フリーレントを長くするなどして、家賃発生を3月にすることで早期取り込みが可能です。

 受験シーズンのスケジュールを考慮して準備しておくことをおすすめします。


▼設備・仕様のバリューアップで家賃アップ

 既存の設備をバリューアップしたり、内装を変えてコンセプト物件にしたり、ワンランク上のお部屋づくりをすることで家賃アップにつなげることも可能です。

 設備をバリュ―アップする例として、古く色褪せた内装設備を最新のモデルに入れ替えたり、「TVモニター付きインターホン」や「温水洗浄便座」を新設するなどがあります。また、単身でこれがなければ決まらない設備トップは「室内洗濯機置き場」です。学生向け物件をお持ちの大家さんは検討してほしいポイントです。

 「インターネット無料」は人気設備第一位の設備で、今年は通信速度の質が求められています。

 このように物件検討者が求めるニーズに応えた設備のバリューアップなら家賃アップにもつながりやすいでしょう。

 コンセプト物件も差別化という点で注目を集める可能性が高いといえます。「ペットと共生できる物件」「デザイナーズ物件」など、他にはない特徴で物件アピールを図るのもおすすめです。


▼初期費用を低減する

 敷金や礼金を低減することで、決まりやすくする方法もあります。物件選びでは、近年、敷金などの初期費用の負担を気にする人が多く、敷金・礼金ともに発生しない「ゼロゼロ物件」は決まりやすくする有効な手段です。

 年間を通して初期費用を抑える方法もありますが、一月から四月までの繁忙期のみ、初期費用を無料にするという期間限定の特典としてもよいでしょう。ただし、敷金を求めない場合は、退去時に借主が別途負担が必要になる可能性を理解してもらう必要があります。


 一年で最も物件が動く時期です。しっかりと対策を立て、広くアピールできるように対策してみてはいかがでしょうか。



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