冬が近づき、これから不動産業界の繁忙期になっていきます。年末から春先までは、転勤・卒業・入学と慌ただしい時期になるでしょう。
新型コロナの影響で、これまでよりも物件の内見希望は少なくなる可能性があり、インターネットで物件情報を見たときに、魅力的に映る物件づくりを心がけることが大切です。
そこで、3回に渡り繁忙期に効果的な空室対策をお届けしていきます。今回は、コロナ対策としてもアピールできる遮音性・快適性を高めるリフォームです。
▼テレワーク・オンライン学習で居住環境が重視される
新型コロナの影響で、テレワーク導入やオンライン学習が一気に普及しました。はじめは緊急時として一時的なものと考えられていましたが、このような働き方や学生の学び方は、この先も長期間で継続することが予想されます。
そのため、仕事場や学びの場となる自宅の居住環境が、重要視されるようになりました。ポイントは「遮音性」と「快適性」です。
▼遮音性を高めるリフォーム
テレワークなどで気になるのが「音」です。これまで以上に遮音性が高い部屋が求められる可能性があります。遮音性を高めるには、フローリング「LL値」が小さく遮音性能の高いものを採用すること、壁内部に吸音性のある素材を充填することなどが効果的です。
二重サッシの採用もおすすめです。壁を壊さず室内側から追加設置できる製品もあり、比較的に手軽に遮音と断熱の両面がカバーできます。
▼快適性を高めるリフォーム
一日中過ごすこともある居住スペースですから、快適な設備環境が整う物件は魅力的です。対面することなく荷物が受け取れる宅配ボックスは、物件選びの際のポイントにもなっています。
また、テレワークやオンライン対面などを想定して、コンセント配置を充実させることもワークスペース確保のしやすさをアピールできます。
在宅時間が長くなると、光熱費が気になる入居者も少なくないでしょう。そのため、節水型のトイレや、省エネエアコンを設置するなど、光熱費の削減に向けたリフォームもおすすめです。
ライバル物件に差をつけるためにも、居住環境を高めるリフォームを検討してみてはいかがでしょうか。
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