賃貸経営において悩ましい、老朽化していくアパートの建替えに関して、前号に引き続き、加藤オーナーの事例をお伝えしていきます。
▼新築時の企画が将来を決める
安定して高収益を上げる賃貸経営を実現するためには新築時の企画が重要です。
今まで運営していた外国人向けシェアハウスは平均3か月の短期入居で頻繁に入居者が入れ替わりました。当然管理も煩雑で手間がかかります。また需要も不安定で年ごとに収益が大きく変化します。
一旦建物が出来た後では打てる手は限られてしまいます。そこで、アパートの立地環境を踏まえて検討しました。
▼コンセプト設計
今回の建て替えに際し、今後は安定した需要を取り込み、築年数が経っても競争力を保てる建物を目指したいと思いました。
そこで考えたコンセプトは 『子供と犬と公園と』 です。
▽周辺環境の整理
アパートの建築用地は最寄り駅より徒歩12分。駅から離れています。単身者向けは徒歩10分を超えると苦戦すると言われているのでファミリー向けに建築することにしました。
徒歩3分のところには東京ドーム4個入る広い都立公園があり、テニスコートを始め多くの施設、遊具などを備えています。また公園の裏手には温水プールはやジムのある公営の体育館があり、良い住環境の中にあります。
また、この公園には無料ドッグランが併設されている関係で数多くの愛犬家が散歩に訪れ、愛犬家同士の交流も盛んです。
これらの周辺環境を活かしたターゲットと物件コンセプトを立てることにしました。
▽コンセプト決定
前述のような立地なので、入居して頂きたいメインターゲットは、子育中のペット飼育(犬)の好きなファミリーに設定し、物件コンセプトを 『子供と犬と公園と』 にしました。
▽建物デザイン
設定した物件コンセプトを元に外観デザインを考えてみました。
外観は流行に左右されるようなデザインは避け、オーソドックスなものを基調にしましたが、部屋ごとに外壁色を分け、戸建て感覚になるよう配慮しました。
次は建物の詳細設計です。
(続く)
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