遠方からでも物件の内見が可能なサービスとして注目を集めているのが「VR内見」です。VR内見は、すでに浸透してきているオンライン内見をよりリアルに、バーチャル空間で体験できるものです。
今回は、VR内見はどのようなメリットや効果が期待できるのか、ご紹介していきます。
▼VRとは
VR(バーチャルリアリティ)は、専用のゴーグルを装着することで目の前に仮想空間が広がり、
実際にその場に居るようにリアル体験ができます。
不動産業界では、VRを内見に活用して、遠方からでも物件の雰囲気をリアルに体験できるなど、利便性の高いサービスのひとつとして注目されています。
VRは視聴型と参加型の2種類に大別されます。視聴型は、動画のように3D映像を視聴するのみであるのに対し、参加型は映像の中を自ら自由に歩いたり、バーチャル空間に存在している物を動かすことも可能です。
不動産業界で主に活用されているのは「参加型」のVRで、部屋の中を移動したり家具を動かしたり、実際に暮らすように体験できるのが特徴です。
▼バーチャル家具の設置
VR内見のメリットのひとつは、バーチャル家具でホームステージングができることです。家具を設置してコンセプト賃貸物件として暮らし方を提案することは、他物件との差別化になります。
しかし、実際に家具を設置するとなると10万円~30万円ほどの費用がかかります。搬入・搬出の手間や、使わない期間の保管場所を確保しておかなければなりません。
しかし、VRを活用したバーチャル家具なら、費用は大幅に削減できます。また、物件ごとに似合う家具を配置できるためよりきめ細かなホームステージングが実現できます。
▼顧客の関心度を分析できる
VRサービスによっては、顧客がVRのどの部分に時間をかけて視聴しているか記録されるため、関心の高さを分析することで、類似の物件情報を紹介するなど、効果的にアプローチすることもできます。
▼遠方の顧客にもアピール!
進学や転勤など遠方からの部屋探しは、いかに効率よく物件情報を把握できるかががポイントになります。画像をたくさん掲載したとしても、仮想空間でリアルに体験できるVR内見と比べると物件の印象は伝わりにくいといえます。バーチャル家具で暮らしのイメージが湧きやすくなれば、成約率のアップも期待できるでしょう。
VRを一度体験すると、そのリアリティは想像以上です。そのため、好印象を与えられるメイン物件から始めてみるのがおすすめです。VRの活用で成約率アップに繋げてみてはいかがでしょう
か。
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