新型コロナウィルスの感染拡大は人々の生活スタイルに大きな影響を及ぼしました。落ち着きを取り戻しつつあるものの元の生活に戻るには、まだまだ時間がかかる見込みです。
人との接触を少なくするという新しい生活様式では、テレワークや大学のオンライン授業、非対面での荷物の受取など、今までは思いもよらなかった生活が、意外にも定着しつつあります。
そこで今回は、今後のWithコロナにおいても安定した賃貸経営をするために、これから重要になると考えられる設備などについてご紹介していきます。
▼インターネット環境の高速化
テレワークなどによって、自宅でのインターネット環境が重要視されるようになりました。
緊急事態宣言が出された頃からテレワークが急激に広まり、宣言解除後の6月上旬においても、首都圏では約40%がテレワークを実施しているという調査結果が出されています。
またオンライン授業や巣ごもり生活で動画視聴が増えています。
これからは単にインターネット環境を整えるだけではなく、スムーズに通信が行える「高速化」というニーズを満たすことが重要です。
▼宅配BOXで非対面に対応
コロナの影響で宅配BOXの人気が高まっています。本来、宅配BOXは留守中でも荷物の受取ができることがメリットとされてきました。
テレワークや外出自粛などで在宅が多くなっているにもかかわらず、宅配BOXの需要が伸びている理由は、非対面で荷物の受取ができるメリットがあるからです。
宅配BOXへの着目点に変化があるものの、元の生活に戻ったときでもニーズの高い設備ですのでこの機会に検討してみてはいかがでしょうか。
▼防音対策への対応
在宅機会が多くなったことで、最近問題化しているのが騒音問題です。
日中も在宅で仕事をすることによって、声や生活音、戸外の騒音が気になるというクレームが増えています。
入居中ではなかなか防音仕様への対応が難しいですが、退去後にできる対策として、二重サッシにする、隣の部屋との間に防音シートを貼る、防音フローリングにするなどの対策を講じることが可能です。
最近では、若者が育った自宅の住宅性能が高く、賃貸住宅の遮音性と断熱性能が不満との報告もあり、潜在的なニーズは高いと思われます。
▼駅近以外の物件も注目
テレワークが今後も続く新たな生活スタイルでは、必ずしも駅近物件にこだわらない入居者が増えています。通勤の利便性よりも居室快適性やプライバシーの確保を求めるニーズが高まっています。
インタネット環境やワークスペースが確保できる広さ、宅配BOX備など設備の充実によって候補物件となることが期待できます。
Withコロナに対応した空室対策を検討してみてはいかがでしょうか。
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