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1棟アパートと1棟マンション、7年ぶり価格下落(不動産投資 年間レポート2019)

 収益不動産サイトを運営する健美家(東京都港区)が、2019年1~12月期の収益物件市場動向年間リポートを発表しました。

 オリンピックや外国籍の来日客が増えるなど不動産の投資熱が高まる一方、スルガショックによる不動産融資の引き締めの影響などがどのように市場に影響を与えているかを見る指標と言えます。


▼区分マンション

 区分マンションの価格は平均1,566万円で前期比9.97%上昇しています。その半面、投資利回りは7.37%と、同0.37ポイント下落しています。


▼一棟アパート

 一棟アパートは、価格が6,501万円で同2.94%下落、投資利回りは8.88%で同0.03ポイント上昇しています。


▼一棟マンション

 一棟マンションは、価格が1憶5,161万円で同4.63%下落、投資利回りは8.35%で0.30ポイント上昇しています。


 区分マンションの価格が上昇した半面、一棟アパートと一棟マンションの価格は12年以来7年ぶりの下落となっています。



▼健美家の分析レポート

 健美家のレポートでは次のように述べています。

 「オリンピックへの期待感から、区分マンションの価格は都心を中心に横ばいか上昇している。

一方、金融機関による融資引き締めなどの関係で、地方や首都圏郊外の一棟アパートや一棟マンションの価格は低迷が続いていて、これが全体の下落につながったと考えられる」。

 調査は健美家に登録された収益不動産を対象として、投資利回りと物件価格を四半期ごとに集計している。

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