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2023年住みたい街ランキング (首都圏)LIFULL HOME‘S

 株式会社LIFULLは、「LIFULL HOME‘S」に掲載された物件のうち、実際の問合せ数から算出した『2023年 LIFULL HOME’S 住みたい街ランキング」を発表しました。

 そのうち、賃貸経営に関わる『借りてみたい街ランキング(首都圏版)』を見ていきます。


▼ランキング


▼郊外化の傾向が鮮明に

 首都圏「借りて住みたい街」ランキングは、前回から順位を維持した郊外の街が多くあります。

 前回1位の「本厚木」、2位の「大宮」は順位を維持し、3位には「柏」に代わって「八王子」が入ってきました。

 一方で、前回大きくランクアップした「西川口」が10位(前回5位)にダウン、都心では人気の街とされる「千葉」が11位(前回9位)に、順位を落としています。

 今回大きな躍進を遂げたのは、14位の立川です。前回から10ランクアップです。


▼傾向と今後

 ランキングのトップ10はほぼ準近郊・郊外の駅で占められており、郊外化の傾向は続いています。

 上位にランクされている郊外の街は、都心方面にほぼ鉄道の乗り換えなしでダイレクトアクセスが可能であり、通勤・通学の便を考慮し、利便性を重視している傾向が見て取れます。

 また、落ち着いた居住環境や、駅勢圏(駅周辺の繁華性が維持されているエリア)が比較的広く、都心・近郊の街と大きく変わらない生活利便性、そして郊外ならではの手頃な家賃相場も上位に進出している要因と考えられます。

 新型コロナ感染も落ち着き、マスク着用の規制も大幅に緩和され、従来の生活に戻りつつありますが、テレワークなど一定の生活様式は定着しており、郊外でも利便性に優れ、手頃な家賃で暮らせる地域では、人気は続くことが予想されます。

 とはいえ、都心回帰のニーズは徐々に回復傾向にあり、相対的に手頃な賃料のエリアが注目

されそうです。

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