top of page

台風シーズン、増える自然災害に対応する術 火災保険の内容について

 今年も台風シーズンが到来し、関東でも千葉県で大きな被害がでました。年々大規模な自然

災害の脅威が増していく中で、地震・台風のような自然災害や、火災・事故、劣化による給排水設備破損による漏水被害等、賃貸住宅への突発的な被害に備えるためにも火災保険への加入は重要性を増していると言えます。 

 そこで借主が加入する保険と貸主が加入する保険内容についてこのタイミングで確認しておきましょう。


▼借主が加入する火災保険

 借主が加入する保険は自分の家財、貸主・個人への賠償がメインとなります。


▽家財保険

 入居者の家財を補償する保険です。


▽借家人賠償責任保険

 損害を発生させた入居者が、大家さんに対してその損害賠償を行うための保険です。


▽個人賠償責任保険

 日常生活の中で人(第三者)にケガをさせたり、物を壊したときに使う保険です。入居者の過失により階下に漏水被害を発生させてしまった際の家財の補償や、自転車で人にぶつかってケガをさせてしまった場合などです。


▽地震保険

 地震が原因の火災・損壊等の被害に対する家財の補償です。保険内容によりオプションとなっていて、不動産会社により扱いの可否が異なります。


▼貸主が加入する保険

 貸主が加入する保険は、所有している建物に起因する損害の補償になります。


▽火災保険・地震保険

 火災保険は全ての基本になる保険です。契約内容によっては、落雷・破裂・爆発・風・ひょう・水災等の災害もカバーすることができます。

 地震保険は、火災保険では補償されない、地震・噴火等が原因の被害をカバーする地震専用の保険となります。保険料は建物の構造や地震発生の危険度による地域などで変わってきます。


▽施設賠償責任保険

 貸主の建物や設備の欠陥や不備が原因で発生した賠償責任を担保するための保険です。例えば、配水管が破裂して水浸しになった場合の入居者への補償などがあります。

 施設賠償については金額が高いため、加入していない方が多いと思われますが、注意が必要です。


▽その他

 最近では、家主費用保険等、貸室内でおこった死亡事故によって発生する空室期間の賃料補填・原状回復費用等の補償をする保険も出てきています。

 保険の加入内容は各保険会社にて異なります。まずは加入している火災保険を確認をしておくことが大事です。


 2019年10月、主要損害保険会社で火災保険料が値上げされました。次の更新は保険を考える一つのタイミングかもしれません。



閲覧数:3回

Comments


bottom of page