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賃貸不動産経営の実情 70歳からの新築建て替え④

▼募集活動

 今まではシェアハウス専門業者に募集を委託していたので、今回は初めての募集活動でした。

 募集条件としては定期借家契約、礼金1ヶ月(ペット飼育時は2カ月)、広告費(AD)ゼロとしました。定期借家については当初不動産会社が難色を示すのでは?と心配でしたが、結果は一部の業者を除いて問題なく受け入れて頂けました。

 家賃設定については、戸建てやメゾネットは競合する建物が少なく設定には苦労しました。近隣の賃貸に出された分譲マンションの家賃を参考に強気で設定しました。

 仲介業者については大家仲間からの紹介された業者を中心に5社に依頼しました。仲介業者は沢山の募集案件を抱えて多忙を極めています。その為、その負担を少しでも減らすべく、大家としてできるだけのサポートをしました。

 具体的には募集チラシ(マイソク)のひな形提供、掲載用画像の提供、動画の提供、内見時の案内同行です。


▼ネット掲載&ユーチューブ

 新築の場合、建物の写真はありません。一方SUUMOなどのポータルサイトでは画像がないと見てもらえません。その為に、外観はパース図を作り、内部はバーチャルステージングを作りました。キッチンなどの設備はカタログ写真をつかい(コメントに同仕様と記載要)動画も建物がないのでパース図や近隣環境を中心に作成しました。


▼内見

 内見は全て私(家主)が対応しました。自宅隣に物件があるから出来たことですが、内見者と直接接することにより部屋の良さを直接アピールすることが出来たのと同時に要望を聞く機会を得ることができました。

 その結果、完成予定の3ヶ月前から問い合わせが相次ぎ、完成1ヶ月前の内見開始と同時に満室となりました。その後1件キャンセルが出ましたが完成前には申し込みが入り満室になりました。

 今回の募集活動を通じて感じたことは、実際に募集活動をするメインは仲介会社であるものの、大家としても、仲介会社が動きやすいようにサポートしてあげることです。お互いの役割を理解して協力関係を良好に保つことが大事だと思います。

▼賃貸経営は建物完成後がスタート

 今回、完成前に入居が決まりましたが、賃貸経営としては入居してからが本当のスタートです。入居者様に快適な環境を提供し、入居者の皆さんと良好な関係を継続しながら安定経営を目指していきたいと思います。

 

不動産オーナー 加藤隆

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