2023年7月19~20日で賃貸住宅フェア2023が東京ビッグサイトにて開催されました。コロナ明けの開催となり昨年と同等規模ながら、昨年より約5,800人多い来場数でした。
今年の印象としては、従来の設備やITツールの活用に展示が戻った印象です。特にIPオートロックや宅配ボックスの出展が多かった印象です。
コロナ前の物件選びや生活スタイルに戻りつつ、新たな生活様式に対応した賃貸住宅設備がトレンドになっているのかもしれません。
次にその中身についてトピックスをお伝えしていきます。
▼IPオートロック
オートロック自体は新しい物ではありませんが、「2022入居者に人気の設備ランキング」で単身向け第2位、ファミリー向け第3位とインターネットに継ぐ人気設備です。
従来のオートロックは、物理キーを使って解錠させるものですが、顔認証やスマートホンを使って解錠できたり、インターネットを使い遠隔操作できたりといったスマートキーの機能を付加したタイプが多く紹介されていました。
インターネットの導入が進む中で、そのインフラを使った新たな機能を付加することが可能になっている背景があります。
人気設備であるがゆえに、物件検索時に「オートロック有」を条件として物件検索した際にはヒットする可能性が高く、入居が決まりやすくなったり、家賃を上げて募集できたりといった効果が期待できます。
▼宅配ボックス
宅配ボックスも人気設備の上位に位置する人気設備です。こちらは再配達の社会問題に対応する必要設備として要望が高く、コロナで普及したテレワークから、出社スタイルに戻ったことで、よりニーズが高まっていると感じます。
既存アパートやマンションへの設置をより意識して、住居戸数に応じてバリエーションを増やしたり、電源不要のタイプなどが多かった印象です。さらにIoTにより宅配状況が通知されるタイプも多く紹介されていました。
▼その他の新たな動き
今年新たに出展されていたものに、EV車向け充電器の設置がありました。
他にも、オーナー向けアプリによるコミュニケーションツールや、防音対策、不動産DXツールなど、管理会社の困りごとを解消する商材も多く出展されていました。
今年は世の中のニーズやデジタル化の流れに沿ったソリューション提案が多かった印象です。賃貸経営をより良くするために、検討しみてはいかがでしょうか。
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