今年の賃貸住宅フェア2018@東京が、去年より約1ヶ月早い6月12・13日、東京ビッグサイトにて開催されました。今年の出展社数は300社超と昨年とほぼ同数、セミナが100テーマでの開催となりました。昨年に引き続き、『リフォーム、リノベーション』に関するブースが多く出展されていましたが、それ以外のブースもバランス良く出展されていた印象です。
今年の特徴としては、新しい物を作るより、既存のモノを活かす、上手に見せる展示が多かったように思います。また、VR・IoT・AIなどの英文字が目立った印象です。いくつかトピックスを挙げてみます。
▼VR・360°カメラ
家探しにおいて、年々内見数が減る傾向にある背景には、インターネットでの物件写真の充実がありますが、VRによってさらに促進される可能性があります。VRとはバーチャルリアリティーの略で、専用のゴーグルをつけて見ると、その中に部屋を内見しているような3次元映像がリアルに見える装置のことです。
それを支える技術がリコー社製のシータという360°撮影ができるカメラです。実際に体験してみると、写真よりも3Dで見えるため、空間のイメージが湧きます。
▼Wi-Fi・IoT
IoT:Internet of Things(モノのインターネット)のサービスが多くのブースで展示されていました。それを支えるインターネットですが、Wi-Fiですが、インターネットサービス提供事業者各社ではこぞってWiFiを強調していました。オーナーにとっては、インターネット無料+Wi-Fiのサービス提供が必要とされているとも言えます。また、スマートキーの出品が目立ち、IoTとセキュリティーの面でニーズが高いものと考えられます。
▼AI・チャット
AIの波は賃貸住宅にも波及しつつあるようです。例えば入居者からの苦情や問い合わせに24時間AIが対応します。これは、入居者のみならず、オーナーや管理会社にもメリットがあります。 また入居者の声を集めて分析する機能を紹介している企業もありました。
技術の進歩が賃貸住宅の環境を大きく変えることになりそうです。
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