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【空室対策】賃貸物件の防犯対策で差別化を図ろう!Part①「外回り編」



 近年、各所に設置された防犯カメラの映像が、事件や事故の解の手掛かりになるケースが増えています。防犯カメラのメリットは、犯罪が起きたときに、記録を辿ることで役立つことはもちろんですが、未然に犯罪を防ぐ効果もあります。

 防犯カメラに限らず、防犯対策をすることは、賃貸物件で差別化を図る上でも、ぜひ検討していきたいことです。そこで建物の防犯対策について建物の外回りと内部の2回にわけて紹介していきます。


▼狙われやすい戸建と低階層住宅

警視庁の統計によると、侵入窃盗の認知件数は、平成15年以降、減少傾向にあります。防犯対策を積極的に取り入れていることが、一定の効果を生んでいると考えられます。一方、減少したとはいえ、1日当たり約百件を超える侵入窃盗が発生していることも事実です。

 侵入窃盗の発生場所では一戸建住宅が全体の41%を占めています。そのほか、共同住宅(3階建以下)約12%、共同住宅(4階建以上)約4%で、高層よりも低層の共同住宅が狙われやすい傾向があります。


▼外回りの防犯対策

 最も警戒すべきは、外部からの侵入です。そこで外回りの防犯対策について、確認してみましょう。

・防犯カメラ

 防犯カメラは、高い防犯効果が期待できます。外回りの共有スペースは、居住者以外でも出入りができる場所です。監視の目があることで、犯罪抑止につながります。数箇所に設置するとより効果的でしょう。

・人感センサーライト

 人に反応してライトが点灯することで、暗がりの死角を失くす効果があります。エント

ランスだけではなく、建物の周囲で狙われやすい場所に設置することをおすすめします。

・見通しの良い環境

 高い塀や植栽で囲われていることで、外部から「見えにくい」環境を与えてしまいます。外から見えにくいことは、防犯上マイナス要因となります。適度な剪定、高すぎない塀など工夫をしてみましょう。

▼共同住宅の防犯の落とし穴

 「高階層だから大丈夫」「オートロックだから安心」と、設備の充実した物件では無施錠で外出する人が多いようです。また、マンションでは、お隣の住人の顔を知らないことも少なくありません。そのため、建物の中に入る人が、外部の人かどうかは判断がつかない場合があります。


 管理する側も、入居者の顔が分かる関係づくりや、施錠の重要性を伝えておくことが大切です。

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