株式会社LIFULLは、「LIFULL HOME‘S」に掲載された物件のうち、実際の問合せ数から算出した『2022年 LIFULL HOME’S 住みたい街ランキング」を発表しました。
そのうち、賃貸経営に関わる『借りてみたい街ランキング(首都圏版)』を見ていきます。
▼ランキング
▼郊外化の傾向が鮮明に
首都圏「借りて住みたい街」ランキングは、前回から順位を維持した郊外の街が多くあります。
前回1位の「本厚木」、2位の「大宮」は順位を維持し、3位には「葛西」に代わって「柏」が入ってきました。
一方で、都心の人気の街であった「葛西」が6位(前回3位)に、「池袋」が12位(前回5位)に、順位を落としています。
今回大きな躍進を遂げたのは、5位の「西川口」で前回12位から7つのランクアップです。
▼傾向と今後
ランキングのトップ10はほぼ準近郊・郊外の駅で占められており、前回からの郊外化の傾向は続いていて、一過性のものから定着の傾向がみてとれます。
上位にランクされている郊外の街は、都心方面にほぼ鉄道の乗り換えなしでダイレクトアクセスが可能なところばかりで、通勤・通学の便を考慮した現実的な選択がなされているようです。
また、落ち着いた居住環境や、駅勢圏(駅周辺の繁華性が維持されているエリア)が比較的広く、都心・近郊の街と大きく変わらない生活利便性、そして郊外ならではの手頃な家賃相場も上位に進出している要因との指摘があります。
新型コロナの影響で、テレワーク等新たな生活様式のもと、自宅で生活を楽しむ機会が増え、都心の狭い部屋やビルに囲まれる生活よりは、郊外で広く環境の良い住まいを求めるニーズ
が勝っていると考えられます。
Withコロナにおいては、この傾向はしばらく続きそうです。
出典:㈱LIFULLwebサイト『2022年 LIFULL HOME‘S 住みたい街ランキング』
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