国土交通省は、平成29年12月1日より「安心Ｒ住宅」（特定既存住宅情報提供事業者団体登録制度）の事業団体の登録申請の受付を開始しました。
既存住宅の流通促進に向けて、｢不安｣｢汚い｣｢わからない｣といった従来のいわゆる「中古住宅」のマイナスイメージを払拭し、｢住みたい｣｢買いたい｣既存住宅を選択できるようにすることが目的です。
既存住宅は新築に比べて価格が安く、リフォームをすることによって自分のニーズに合わせられるメリットがありますが、その反面、「品質の不安」「汚い」「選ぶための住宅に関する情報が少ない」等のデメリットがあります。
その「不安」を払拭する為に、
耐震基準（新耐震）・インスペクション（建物状況調査）・リフォフォーム等の一定基準をクリアした物件に、国が標章（安心Ｒ住宅ロゴ：左図）を付与し、購入者が安心して既存住宅を選択・購入できるようにした制度となります。
「安心Ｒ住宅」の標章が付与された物件はＨ30年4月から流通される予定となっています。
最近はリノベーションした個性的な既存住宅に興味をもつ消費者が増えています。今後、既存住宅のリフォーム・リノベーションされた物件の取引がより一層増えていくことは間違いないでしょう。
【安心R住宅の概要】
